年を重ねてくると、若いころよりも早寝早起きになりやすいといわれています。 私たちの睡眠リズムは、体内時計に影響されており、このリズムが前倒しになっていきます。 年を取ると早朝に目が覚めてくる、ということ自体は病気ではありません。 ところが、全体的に浅い眠りになってしまうことがわかっており、ちょっとした物音や尿意で目が覚めるようになります。
脳波で客観的に調べると、夜にしっかりと眠ることができる時間が加齢とともに短くなるそうですが、寝床にいる時間は長くなる傾向があります。 働き盛りの時には、忙しくて寝床は寝るだけの場所ですが、リタイヤする世代は、仕事などから開放され、十分な時間を睡眠に充てようと寝床に入る時間が長くなります。 しかしながら、しっかりと眠れる時間は短いため、うつらうつらする時間が増え、熟睡感が得られなくなることが増えます。
加齢とともに眠る時間は短くなり、寝床に早く入っても目が覚めてしまうことは、仕方のないことかもしれません。 しかし、日中の過ごし方を工夫することで、熟睡感や睡眠の満足度を改善することもできます。 眠気がでたら床につき、朝方に目が覚めて再度寝付くことができないようでしたら、パッと起床し、朝の時間を有効に使うこともひとつです。 そして、日中は十分に活動することで睡眠に良い影響を与えることが分かっています。なるべく毎日、ウォーキングや散歩をしてみることも、お勧めです。
睡眠は、疲労回復の源です。日々を”イキイキ”&”はつらつ”と過ごせるよう、オンライン健康推進室が睡眠時間を充実させるヒントをご紹介しています。 ヒントを取り入れて、より質のよい睡眠習慣を手に入れましょう! バックナンバーはこちらからご覧いただけます。
一覧へ戻る