H1

健康コンテンツ

健康コンテンツ詳細

寝だめで睡眠不足は補えるの?~ソーシャル・ジェットラグに注意~

2022/10/18
睡眠睡眠コラム

寝だめで睡眠不足は補えるの?~ソーシャル・ジェットラグに注意~

多忙な毎日を送っている人にとって、寝だめは寝不足を解消する目的や、休日に許された楽しみのひとつかもしれません。ところが、寝だめでは慢性的な睡眠不足を解消することはできず、ソーシャル・ジェットラグ(社会的時差ボケ)を引き起こすといわれています。このコラムでは、なぜ寝だめをするとソーシャル・ジェットラグが生じ、睡眠習慣が乱れるのか、その理由について解説します。

睡眠負債は寝だめでは解消できない

睡眠不足が重なって慢性化していることを「睡眠負債」といいます。
睡眠不足が慢性化している状態を借金になぞらえていますが、睡眠はお金と違って、休日にまとめて寝ても負債をすべて解消することはできません。

寝だめが引き起こす睡眠の悪循環
人の体には約24時間周期でリズムを刻んでいる体内時計が備わっていて、体内時計がつくる生体リズムに沿って生きています。
生体リズムには個人差がありますが、多くの社会人は仕事や社会環境によって、自分の生体リズムとは関係なく行動する時間帯が決まっています。
社会生活は集団や組織で行動するため、出勤時間など行動する時間帯を合わせる必要があります。画一的になってしまうのは仕方ないことです。
そうした理由から、出勤する日は自然に目が覚める時刻よりも早く起きることになり寝不足になります。
寝不足を補おうと、休日はいつもよりも寝だめをし、起床時間が遅くなります。
この起床時間のずれにより体内時計が乱れるのです。
このような不規則な睡眠で体内時計が乱れることで、ソーシャル・ジェットラグが起き、日中の眠気や疲労感、集中力の低下などの原因になっています。
いつの間にか「睡眠負債」はたまっている
体調を整えるつもりで休日に寝だめを繰り返し、自覚することなく睡眠負債を抱え込んでいる人は、現代人に多く見られるということが調査結果から分かっています。
自分もよく寝だめするなと思い当たる人は、休日も起床時間を変えないことから始めてみませんか。
就寝時間を数十分でも良いので早めたり、起床時間を一定にして体内時計を整えることで、睡眠負債を解消していきましょう。
心地よい睡眠をサポートします

睡眠は、疲労回復の源です。日々を”イキイキ”&”はつらつ”と過ごせるよう、オンライン健康推進室が睡眠時間を充実させるヒントをご紹介しています。
ヒントを取り入れて、より質のよい睡眠習慣を手に入れましょう!

 バックナンバーはこちらからご覧いただけます。

一覧へ戻る