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痩せ体質細胞といわれる褐色脂肪細胞を活性化させよう

2022/09/16
食事食事コラム/マンガ

なぜあの人はたくさん食べても痩せているの?

食事制限に運動、何としても痩せたいと思っているけれど、なかなか痩せないと悩んでいる人にとって、たくさん食べているのにスリムな人を見ると「うらやましい!」と思ってしまいます。
もしかすると、そのスリムな人はヤセ体質細胞が多い人なのかもしれません。

違う働きをする二つの脂肪細胞
脂肪細胞には、私たちが脂肪と聞いてイメージしがちな皮下脂肪や内臓脂肪などの白色脂肪細胞の他に色脂肪細胞があります。
この二つの脂肪細胞は同じ脂肪ですが、対照的な働きをします。
  • 白色脂肪細胞
    皮下脂肪や内臓脂肪など、一般的に脂肪と聞いて思い浮かべる脂肪です。エネルギーを蓄積する働きをします。
  • 褐色脂肪細胞
    脂肪を分解して、熱を発生させることで体温を調節する働きをします。
    寒い場所にいて体温が下がったときなどに交感神経の活動が高まることで褐色脂肪細胞が活性化し、体温が下がりすぎないよう脂肪を燃やすので、痩せ体質細胞とも呼ばれています。
褐色脂肪細胞を活性化する方法

これまで褐色脂肪細胞は乳児期にだけ存在し、成長に伴い消えると考えられていましたが、近年の研究で大人になっても肩甲骨まわりや脊柱(背骨)まわりといった限られた場所に残り続けることが分かりました

褐色脂肪細胞の機能低下、数が減少することにより、生活習慣病やメタボリックシンドロームの原因になることも分かっています。

細胞の量は個人差があるので、ヤセ体質は生まれつきといえますが、生まれつきヤセ体質細胞が少ないなら、頑張っても無理だと諦めないでください。
褐色脂肪細胞は自分で活性化することができるのです。

褐色脂肪細胞を活性化させる簡単な方法の一つに、肩甲骨を大きく動かすことがあります。
首をまっすぐに伸ばして立ち、肘を軽く曲げて手を軽く握った姿勢を保ったまま、円を描くように肩を大きく前回し・後ろ回しをしたり、肩をゆっくりと上げたり下げたりします。
肩を上げるときに息を鼻から吸い込み、肩を下げるときに息を口から吐き出しながら、呼吸にも注意して行ってください。
【関連動画】肩まわしで肩スッキリエクササイズ
仕事の合間など5分程度あれば簡単にできます。気分転換になるだけでなく、肩こりも和らぎますよ。

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