流行する前に予防の意識を!
コロナ禍におけるインフルエンザ対策
皆さん、こんにちは。気づけばもう12月。師走を迎え何かと慌ただしい時期ですね。
少しずつ風邪などの感染症が増える時期でもありますが、実は
インフルエンザの流行シーズンが毎年12~3月ということはご存じでしたでしょうか?
現在、シーズン開始直後でありそろそろ流行の兆しが出始める時期ですので、
正しい知識を身に着け予防の意識を高めてお過ごしください。
インフルエンザとコロナ感染症、風邪の違い
一般的に、風邪は様々なウイルスによって起こりますが、普通の風邪の多くは、のどの痛み、鼻汁、くしゃみや咳等の症状が中心で、全身症状はあまり見られません。
一方、インフルエンザは、インフルエンザウイルスに感染することによって起こる病気です。38℃以上の発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛、全身倦怠感等の症状が比較的急速に現れるのが特徴です。併せて普通の風邪と同じように、のどの痛み、鼻汁、咳等の症状も見られます。
新型コロナウイルス感染症では、微熱、咳、痰、のどの痛みなどが数日間持続し、鼻詰まりがないのに味がわかりにくい、においがしない、などの症状がでます。現時点では対症療法が中心であり、軽症であれば1週間ほどで回復するとされますが、無症状の方でも急に重症化することもあるため、注意が必要です。
コロナ禍におけるインフルエンザの有効な予防方法
かぜ・インフルエンザ・新型コロナウイルス感染症のいずれにおいても共通して「飛沫または接触を介した感染症」となります。
外出前後の消毒やマスクの着用、人ごみの多い繁華街への外出を控えるなど、今一度基本の「感染対策」を意識していきましょう。
今回は上記以外にも予防に効果的な3つの方法をご紹介します。
- ワクチン接種
インフルエンザワクチンには感染後に発症する可能性を低減させる効果と発症した場合の重症化防止に有効とされています。
詳細は厚生労働省が解説している【インフルエンザワクチンの接種について】もご参照ください。
ワクチンの併用について、令和4年7月22日に行われた審議会において有効性及び安全性が劣らないと報告があること等を踏まえ、コロナウイルスワクチンの同時接種の実施が可能となりました。
詳細については厚生労働省が発表している【新型コロナワクチンQ&A】をご参照ください。
- 外出後の手洗い・うがいの実施
流水・石鹸による手洗いやうがいはインフルエンザウイルスを物理的に除去するために有効な方法であり、インフルエンザに限らず接触や飛沫感染などを感染経路とする感染症の対策の基本です。(インフルエンザウイルスにはアルコール製剤による手指衛生も効果があります)
- 十分な休養とバランスのとれた栄養摂取
体の抵抗力を高めるために、十分な休養とバランスのとれた栄養摂取を日ごろから心がけると良いです。免疫バランスを整えるビタミンDや亜鉛などのミネラルを意識して召し上がってみてくださいね。どちらの栄養も豊富に含まれている魚介類・卵類・キノコ類が特におすすめです。
ポイントを意識して、健やかな年末年始をお迎えくださいね。
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執筆者プロフィール きくち/看護師
美容・サービス業の会社員として就業をした後に改めて看護資格取得。消化器内科・皮膚科などの臨床経験後に産業看護師として働く皆様の健康をサポートするオンライン相談業務に従事しておりました。一般論ではなく「目の前のあなた」に寄り添ったメッセージをお届けいたしますので、気になること・困ったことがありましたら気軽にご相談ください。
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