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よくある相談事例:手首が痛い

2022/12/20
ヘルスアップよくある相談

パソコン作業や携帯操作、ゲームをする機会があると、手を酷使し痛めることがあります。対処方法などをご紹介します。

Q.けがをした覚えはないのですが、手首が痛いです。

A.手首には、指を動かすための けん が束ねられています。
腱鞘 けんしょう という、腱を束ねておくトンネルは滑らかに動くようになっていますが、手を酷使することで腱鞘が摩擦し、炎症を起こすために痛みが生じることがあります。パソコン作業や、携帯操作、ゲームなど、指を使う日々の動作が原因になることが多いです。
痛みを改善するケアをご紹介します。

  • 手首を安静にします。
    炎症が起こっているところは、安静にし、酷使しないようにすることが肝心です。手首や指を保護する市販のサポーターをはめて、負荷がかからないようにしたり、シーネ(添木)で固定をしたりすることもあります。
    手首に負担をかけない方法を2点ご紹介します。
     ①携帯を片手操作すると手首や親指に負担がかかりますから、両手操作にすると良いです。
     ②PC作業では、キーボードやマウスを使う場合、手首の角度が反っていると炎症を起こしやすくなります。手首よりキーボードの位置が高くならないことがポイントです。手首の下にはパームレスト(パソコン操作時に手首をのせるクッションや台)や、タオルを置いたり、マウスパッドを活用したりすると良いです。
  • 痛みのあるところを冷やす
    炎症を起こしている腱鞘は、痛みが出始めた数日は、保冷剤などで冷やしてみましょう。炎症はむくんだ状態になっていますので、冷やすとむくみが軽減され、痛みが和らぐことが多いです。

ケアを行っても改善しない、痛みがひどくなる、日常生活に影響がでてしまう場合は整形外科への受診をお勧めいたします。
手首が痛くなりやすい方は、普段から対策を講じておくと良いです。
作業の1時間おきに手首をストレッチする、ゲームをお休みする日をつくり、手首を安静にすることを心がけ見てくださいね。
参考:日本整形外科学会 「ドケルバン病(狭窄性腱鞘炎)」

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執筆者プロフィール 齋藤/看護師
循環器専門病院にて約20年、看護師として勤務。看護師の経験を活かし、オンラインでの健康相談を延べ1万件の対応をしてまいりました。得意とする相談は、睡眠障害、メンタルヘルス、生活習慣病など。オンライン健康推進室では、コンテンツ作成、コラム執筆、チャット健康相談やオンライン面談などをしています。ぜひお気軽に、ご相談ください。

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