予定の起床時間よりも、ずっと早くに目が覚めてしまうことはありませんか? 一般的に、予定より2時間以上早く目が覚めてしまうことを早朝覚醒といい、再び寝つけず朝まで眠れない症状があります。
Q. ここ1か月ほど、とても早く目が覚めてしまい、寝つけなくなっています。
①生活習慣の乱れ 運動不足、起床時間や就寝時間の乱れ、お酒をたくさん飲むなど、睡眠の質に影響する行動をとっているときは、睡眠リズムに影響を及ぼします。 運動不足の方は、寝る前に軽いストレッチを取り入れたり、休日にウォーキングをしてみたりなど、体を動かすことにチャレンジされてみてください。 寝酒は寝つきを良くするものの、アルコールの離脱症状により目が覚めやすくなります。就寝時間の3時間くらい前までには、飲酒を済ませておくことが良いです。 また、一般的には起床時間を一定にすることで、体内時計が整っていきます。休日も寝だめをすることなく平日と同じくらいの時間に起床することをお勧めいたします。 ②ストレス、抑うつ状態 ストレスが強まると、元気のもとになる幸せホルモン(セロトニン)が少なくなります。 このセロトニンは、夜に眠気を呼ぶホルモン(メラトニン)の材料です。眠気のホルモンが作られにくくなるために、眠りが浅く、朝早くに目が覚めやすくなります。 先ほどご紹介した軽いストレッチやウォーキング、ご自身が安らぎを感じることを取り入れることで、ストレスが緩和されることがありますから、ぜひお試しください。 ③加齢によるもの 血圧やホルモンなど、生活リズムを作る仕組みが、だんだんと前倒しになるといわれており、健康な高齢者の方でも、加齢とともに睡眠が短く、浅くなるという変化が起こります。 早寝早起きは生理的な変化ですので、二度寝ができないようでしたら、朝まで時間を有意義に使うという気持ちの切り替えも大切ですね。
働く私たちにとって、睡眠は疲労回復の大事な時間です。睡眠のリズムが乱れ、日中のパフォーマンスに影響が出てきた場合は、受診のサインです。健康相談で、どのように対応したらいいか聞いてみることもひとつです。ご相談をお待ちしております。
季節のトピックスや健康増進に役立つコラム・動画を定期配信しています。 「これならできそう」、「これを実践したら心地よさそう」と思えることがあなたに合った健康づくりのヒントを見つけるコツ! できることから無理なく健康づくりを始めましょう!バックナンバーはこちらからご覧いただけます。 ご質問やご相談など、健康相談をお気軽にご利用ください。相談方法の詳細はこちらからご確認いただけます。
看護師・保健師があなたのそばに。 ボタンをタップして、LINEで相談してみましょう!
一覧へ戻る