皆さん、こんにちは。3月も終わりを迎え、春を色濃く感じられるようになりましたね。
温かい日差しなどはとてもうれしい変化ですが、花粉症の症状を感じている方も多いのではないでしょうか。
日本気象協会から発表された2023年春の花粉飛散傾向をみると、九州から東北南部にかけて例年を上回る飛散となっています。
特に関東甲信の中でも東京はやや多く、その他の県は非常に多くなる見込みであり、東北は非常に多い見込みとなっております。
つらい症状を少しでも和らげるために、健康だよりをぜひご活用ください!
【花粉飛散量の予測方法】
花粉の飛散量は前年夏の気象条件が大きく影響しています。気温が高く、日照時間が多く、雨の少ない夏は花芽が多く形成され、翌春の飛散量が多くなるといわれています。
2022年の夏は梅雨前線の活動が弱く6月に「高温・多照・少雨」となり、スギ・ヒノキの花芽形成に好条件となりました。
さらに、2021年~2022年に花粉飛散量が少なかった地域が多く、スギ・ヒノキの木に花芽を形成させるエネルギーが蓄えられていたため、より一層花芽形成が促進されたと考えられます。
【花粉症の症状を和らげるポイント】
症状緩和に効果的な4つの方法をご紹介します。
① 食生活の見直し
DHAやEPAの豊富な青魚や、旬の野菜や果物(ビタミンA・ビ タミンC・ビタミンE・ビタミンB6、ポリフェノール)を中心に、低カロリー・低脂肪の食材を召し上がってくださいね。
特に
ポリフェノールは強い抗炎症作用があるとされます。
「梅、ピーマン、セロリ、シソ、春菊」なども積極的に摂取するよう心がけましょう!
【おすすめレシピ】
・梅だれ豚しゃぶ
・豆腐ステーキ
②生活習慣の見直し
不規則な生活・睡眠不足・ストレスは、自律神経が乱れ、身体の免疫機能を低下させます。
花粉のシーズンは生活リズムを整え、しっかりと睡眠をとることで身体の疲れを取り、ストレスは溜め込まずに早めに発散できると良いです。
③マスク・メガネの着用
基本的なことではありますが
花粉を目や鼻の粘膜に付着させないことがとても重要です。
マスクや眼鏡といった防御器具が有効になり、
マスクを装着するだけで花の中の花粉数は約3分の1、眼鏡を装用するだけで結膜に付着する花粉数は約2分の1になることが分かっています。
花粉の季節にはコンタクトレンズと花粉が結膜の間で擦れるので、一時的にメガネに替えることもおすすめです。
④適切に治療する
鼻水や目のかゆみなど症状が強く出ている際に、ドラッグストアで市販されている薬でしのがず、
医療機関(耳鼻科、アレルギー科)で自分の症状にあった治療や投薬が重要です。
特に、
7~10回ほど続く発作的なくしゃみや、充血・涙を伴う目の症状が1週間以上続く場合には、速やかに病院を受診して医師と相談すると安心です。
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執筆者プロフィール きくち/看護師
美容・サービス業の会社員として就業をした後に改めて看護資格取得。消化器内科・皮膚科などの臨床経験後に産業看護師として働く皆様の健康をサポートするオンライン相談業務に従事しておりました。一般論ではなく「目の前のあなた」に寄り添ったメッセージをお届けいたしますので、気になること・困ったことがありましたら気軽にご相談ください。
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