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より快適な就業環境整備を!
「エルゴノミクス」

2023/04/25
ヘルスアップ健康だより

皆さん、こんにちは。4月になり新生活をはじめられた方も多いかと思いますが、気づけばもう5月間近。ゴールデンウィーク前の何かと慌ただしい時期ですね。
少しずつ忙しくなる今だからこそ、普段過ごしている就業環境を少し見直してみませんか?
今回の健康だよりでは、人々が健康・快適に就業するための人間工学「エルゴノミクス」についてご紹介です。
人間の生理的・心理的な行動に基づいた人間工学を知り、健康への意識を高めていきましょう!

【エルゴノミクスとは…?】

エルゴノミクスは「人間工学」とも表現されることがあり、一般社団法人日本人間工学会より「働きやすい職場や生活や環境を実現し、安全で使いやすい道具や機械を作ることに役立つ実践的な科学技術」と解説されています。
エルゴノミクスは現在、身近な場所でも広く応用・活用されています。
例を挙げると「オフィスチェアなどの上に置く、姿勢サポートクッション」「ノートパソコンの高さや角度を調整できるスタンド」なども、腰・背中や手首といった身体への負担を軽減させるために人間工学を用いてデザインされています。
普段何気なく使用しているツールや家具も、実は体の組織や認知的・精神的な領域を考慮したエルゴノミクスの研究に基づいて作成されているのです!

【エルゴノミクスデザインを有効に取り入れてみましょう!】

毎日の事務作業・パソコン作業で起こる肩こりや眼精疲労・腰痛などの健康障害は「VDT症候群」と呼ばれ、今や多くの人がこの不調に悩まされるようになりました。
特に2020年以降はテレワークの導入に伴い、作業環境が大きく変化したことで症状が増えてきているともいわれています。
不調が強くなる前に、エルゴノミクスデザインが応用されたアイテムを活用し、パソコンやスマホ・タブレットの操作に伴うVDT症候群悪化予防を意識してみましょう!
①目の渇き・眼精疲労対策!
目の渇き・眼精疲労はモニターの光や視線の位置などが大きく影響するため以下のアイテム活用がおすすめです。
  • モニターアーム:
    目線のやや下の高さにモニターを調整することで「中立姿勢」となり眼だけでなく首・肩の負担も軽減
    また、モニターへの視線が下向きなることで目の渇きも予防できます
  • 液晶フィルター:
    モニターなどの液晶画面から発せられる光や映り込み、外光の反射・ブルーライトをカットし、目の負荷を軽減することができます
②腕・肩・腰など身体の疲労対策!
  • リストレスト(手首クッション):
    手首の角度を適切にし、力を分散させることから手首の負荷を軽減します。
    また、腕の角度が正しい位置になることで肘・肩など腕全体の負荷を軽減することができます
  • フットレスト(足台):
    足の位置を固定させることでお尻や太腿が圧迫が解消され、むくみ予防に非常に効果的です
  • また、自然と正しい姿勢で座ることができるようになるため腰痛改善・予防にも効果が期待できます
  • 上下昇降デスク:
    座る・立つの動作を定期的に行うことで負荷の分散や血流が改善し、腰痛予防や肩こり予防・むくみ予防に効果的です
    2時間以上同姿勢でいると集中力が低下するともされているため、定期的な体勢変更は仕事のパフォーマンスアップにもつながります

お悩みのポイントに合わせたアイテムを活用し、少しずつ作業環境を整えてみましょう!
ご質問やご相談などありましたら、健康相談チャットを気軽にご利用ください。👇
執筆者プロフィール きくち/看護師
美容・サービス業の会社員として就業をした後に改めて看護資格取得。消化器内科・皮膚科などの臨床経験後に産業看護師として働く皆様の健康をサポートするオンライン相談業務に従事しておりました。一般論ではなく「目の前のあなた」に寄り添ったメッセージをお届けいたしますので、気になること・困ったことがありましたら気軽にご相談ください。
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