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睡眠コラム特別編 アロマ活用術

2023/05/02
睡眠睡眠コラム
毎日、気持ちよく眠りにつけていますか?
今月は、「心地よい環境をつくることで、心地よい睡眠に結び付ける」という視点で、アロマセラピーを使ったリラックス方法をご紹介いたします。
睡眠の質を上げるために、植物の葉や花、樹脂などから抽出した天然成分で作られているエッセンシャルオイル(精油)を使ってみませんか。
リラックスした状態で1日の終わりを迎えましょう。

アロマの香りでリラックスする理由

精油に含まれる芳香成分は、鼻を通り、大脳辺縁系に伝わります。そこから、自律神経の中枢である、視床下部まで刺激が伝わります。芳香成分が脳内に働きかけることで、好きな香りを感じたり、香りによって記憶が呼び起されたり。心地よい香りは、こころや身体の症状を緩和してくれます。

睡眠に効くアロマ

リラックス効果のある、代表的な香りをご紹介します。
香りは人によって感じ方も違うため、下記を参考に、店頭でアドバイスをいただきながら実際に選ばれるのをおすすめします。
  1. ラベンダー(真正ラベンダー)
    イライラを鎮め、緊張をほぐしてくれます。睡眠のアロマとしての代表格です
  2. サンダルウッド
    サンダルウッドの和名は白檀。お線香にも広く使われているため、日本でもなじみの深い香りです。リラックス効果があり、興奮して眠れない時にもおすすめです(妊娠中の方は、医師に相談の上使用してください)
  3. ベルガモット
    柑橘系の爽やかな香りが特長。鎮静作用を持ち、緊張や不安といった負の感情を包み込み、和らげます
  4. オレンジスイート
    リラックス効果と適度な高揚効果で気分を明るくし、緊張をほぐします
購入するときは、合成化学物質や合成香料ではなく、“本物”の天然の精油を用いることが重要です。パッケージや瓶の表示をチェックし、「100% pure nature」や「AEAJ(日本アロマ環境協会)表示基準適合認定精油」と書いてあるものを選ぶのがよいでしょう

アロマを取り入れよう

好きな香り、リラックスできそうな香りを用意できたら、早速使ってみましょう!
アロマディフューザーやアロマランプなど既にご使用中の方はもちろんそちらでも。ここでは手軽に使用する方法をご紹介します。

  • ティッシュに滴下しての芳香浴
    精油を1~2滴染み込ませたティッシュを枕元に置くだけ。ほんのりとやさしい香りが安らかな眠りを誘ってくれます。
  • アイピロー
    ハンドタオルを濡らしてレンジで温め、内側に精油を1~2滴染み込ませてホットアイピローにします
    おすすめレシピ
    寝る前に、ホットタオルにラベンダーとベルガモットを1滴ずつ染み込ませたアイピローもおすすめです!
  • アロマバス
    天然塩大さじ1に精油2滴の割合で混ぜたものをバスタブに入れてよく溶かします。香りとお風呂の相乗作用で、心身ともに疲れが取れてリラックスできます
    おすすめレシピ
    天然塩大さじ2にオレンジスイート4滴を入れて、38度前後のお湯に20分程の全身浴。オレンジスイートの香りでゆったりとリラックスできます(作用が穏やかなので妊娠中の方やお子さんにも安心して使用できますが、分量は下記の通り加減してください)
*妊娠中の方、治療通院中の方は主治医のご相談の上ご使用ください
*3歳未満の子どもには、芳香浴法以外は行わないようにしましょう。また、3歳以上の子どもでも、精油の使用量は、多くても大人の2分の1の程度とし、使用にあたっては十分に注意を払いましょう。
*精油は直接肌に触れないように気を付けてください

ぜひ、自分好みの香りを見つけて、寝る前のリラックスタイムを充実させてください!

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