「カルシウム」は、皆さんが子どもの頃からよく聞く言葉で知らない人はほとんどいないかもしれません。
では、「カルシウム」を意識して摂っている方はどれだけいるでしょうか?
実は、日本人の栄養摂取状況のデータを見ると、男性も女性もほとんどの年代でカルシウム摂取量が足りていないという結果となっています。
今回のコラムではカルシウムが不足するとカラダにはどのような影響があるかをご紹介いたします。
1.骨密度が低下してしまう
カルシウムは骨の主要な構成要素となっており、骨密度を維持するために重要です。
カルシウム不足が続くと骨の強度が低下し、骨粗鬆症や骨折などのリスクが高まってしまいます。
将来、健康で元気なからだを維持するためにも骨密度を低下させないことは大切です。
2.筋肉の機能が低下する
カルシウムは、実は筋肉の収縮にも必要な栄養素です。
カルシウム不足が続くと筋肉の収縮力が低下し、筋肉の機能が低下する可能性があります。
筋肉が衰えてしまうと思うように動けなくなってしまうリスクも・・・。
3.歯の健康に影響が出る
健康を維持するためには、「しっかり噛むこと」「美味しくごはんを食べること」も重要となってきます。
歯の主要な構成要素でもあるカルシウムが不足すると、骨密度と同様に歯の強度も低下してしまい、健康な歯が保てなくなってしまうかもしれません。
このように、カルシウムは健康で元気なカラダを維持していくためにはとても重要な栄養素です。
カルシウムを多く含む食べ物は、以下のようなものがあります。
- 乳製品(牛乳、ヨーグルト、チーズなど)
- 豆類(豆腐、納豆、油揚げ、豆乳など)
- 葉物野菜(ほうれん草、小松菜など)
- 魚介や小魚(煮干し・しらす・鰯・鮭・干しえびなど)
- 種実類(ごま、アーモンド、くるみなど)
- 海藻類(海苔、昆布、わかめなど)
カルシウムは、他の栄養素とのバランスも大事なので、同じものばかり食べ続けるのではなく色々な食べものをバランス良く食べるようにするのがおすすめです。
また乳製品・種実類などはアレルギーや乳糖不耐症の方もいるので、無理せず様子を見ながら食べるようにしてみてください。
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