皆さん、こんにちは。7月も半ば、梅雨も終わりを迎え本格的な夏が始まってきましたね。
気象庁が発表した「夏の天候の見通し」によると、降水量はほぼ平年並みですが夏の平均気温は全国的に「平年並みか高い」という見込みが出ており、今年も暑い夏の到来が予想されます。
今回の健康だよりでは、暑さに強い身体を作り元気に夏を乗り越えるための「対策・解消法」についてご紹介いたします。
気温のピークを迎える前に、暑さに強い身体を作っていきましょう!
そもそも夏バテ・暑さ疲れはなぜ起きる…?
夏の疲れは3大要因があるとされており、「暑さ」「寒暖差」「紫外線」が自律神経に大きな負担をかけることによって起きるとされています。
- 暑さ
気温が上昇しても普段通り活動が行えるよう、人は汗をかいて体温を保っています。
こういった体温調節を担っているのが「自律神経」であり、暑い夏は常に自律神経が戦闘態勢モードで戦っている状況です。その状況が長らく続き、常に負担を抱えた状況となるため「暑さ」は夏の疲れの大きな要因となります。
- 寒暖差
夏は空調で室内の温度をコントロールすることが多い為、外との気温差が大きく、都度体温調節をする際に自律神経が過度に働くため疲労が強く出てしまいます。
また、室内にいたとしても冷たい空気は下にたまる傾向があり下半身が冷えがちになることから、末端の冷えを解消しようと自律神経が働くため、さらに疲弊する…という悪循環を招いてしまうことも!
- 紫外線
一年の中でも夏は紫外線量が最も多くなる時季です。
実は強い紫外線を浴びると目の中で軽い炎症反応が起きるとされており、それに対応するため自律神経のうち、交感神経という興奮を司っている神経が強く作用することから疲労がますます蓄積されてしまう…ということが起きてしまいます。
疲労が強く出てしまう前に対策をしましょう!
疲れてしまいがちな自律神経を回復し、夏に強い身体を作るポイントを4つご紹介します。
普段の生活に取り入れられそうなものがありましたら、ぜひお試しください!
- 眠るときの体制は「横向き」で質の良い睡眠を!
夏の刺激で自律神経が疲弊して交感神経が活発な状況で眠ると、呼吸が浅い状態で眠りにつくこととなり、自然と口呼吸が起こりやすく「いびき」をかいてしまうことがあります。
いびきをかくと空気が通る気道が細くなって酸素が不足し、眠っている間も疲れがたまってしまうことも…!
「横向き寝」をすると舌が気道をふさぐことなくいびきの予防もでき、睡眠の質が向上します。抱き枕などを使ってみることもおすすめです。
- 朝の行動がポイント!「朝食」と「朝日」を大切に!
人は概日リズムという約24時間周期の体内時計が備わっています。
日中の活動や夜間の休息を司る自律神経が疲弊すると、この体内時計にも影響がでて夏の疲れが助長されることもあります。実はこの概日リズムを整えるのが「朝食」と「朝日」です。
食欲があまりわかなくても、コップ1杯程度の水分をとることや、明るい朝日を浴びるだけでリズムが整い、夏バテ予防にもつながるため「朝の行動」をより意識しましょう。
- 外出時は紫外線対策を!
前述したように、紫外線を認識すると自律神経が切り替わり身体が疲弊しやすいモードとなります。
ですので、屋外ではサングラスや日よけ用のサンバイザー・日よけ帽子、日傘などを積極的に使用していきましょう。
(実はマラソン選手が競技中にサングラスを付ける理由の一つとして「紫外線による疲弊を防ぐため」使用しているということがあります!)
- お仕事中でも1時間に1回ほどは足をこまめに動かしましょう!
デスクワーク等や立ち仕事で同じ姿勢でいると、下半身に血液がたまりがちになりますが、そこにさらに空調による冷えが加わって疲労がたまりやすくなります。
これを防ぐためにも、定期的に軽く足首をまわして動かすことや、トイレに往復する程度でも良いので少し足を動かす時間を作ることがおすすめです!
また、血液循環を良くするために、可能な範囲でこまめに水分をとるとより効果が高くなります。
今年の夏も例年並みかそれ以上に熱くなる見通しですので、今のうちからしっかりと対策をとって元気に夏を乗り越えましょう!
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執筆者プロフィール きくち/看護師
美容・サービス業の会社員として就業をした後に改めて看護資格取得。消化器内科・皮膚科などの臨床経験後に産業看護師として働く皆様の健康をサポートするオンライン相談業務に従事しておりました。一般論ではなく「目の前のあなた」に寄り添ったメッセージをお届けいたしますので、気になること・困ったことがありましたら気軽にご相談ください。
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