テレビや雑誌で「抗酸化」「活性酸素を除去する」などそんなワードを耳にすることはありませんか?
お肌の調子、体力が持たない、疲れやすい・・・など色々な身体のお悩みが出てくる時期でもありますね。
抗酸化が何となく良いというイメージはあると思いますが、では実際「抗酸化」とはどんなことを意味するのでしょうか。
「抗酸化」「活性酸素」ってなに?
活性酸素とは「ほかの物質を酸化させる力が非常に強い酸素」のことです。
呼吸の時に酸素を体内に取り入れ、そのうち約2%が活性酸素になると言われています。そして活性酸素が体内で増えてしまうと、正常な細胞などを攻撃してしまいその事を「酸化」と言います。
年齢が上がるにつれ、体内の「酸化」する細胞や組織が増えてしまう…それを防止するのが「抗酸化」や「活性酸素の除去」とされます。
活性酸素が増えるとどんなリスクが?
- 細胞へのダメージや炎症を起こし、健康問題のリスクが高まる
(例)心血管疾患、関節炎、糖尿病など
- 活性酸素が神経細胞にダメージを与え、神経変性疾患のリスクが高まる可能性
(例)アルツハイマー病、パーキンソン病など
- 美容(肌や髪など)や疲れやすさなど身体への影響
活性酸素が増えると上記のような様々な影響があるとされます。
このようにならないためにも対策として「抗酸化」を実施できると良いですよね。
では、次に実際にどんな食事が「抗酸化」に良いのか説明をしていきます。
活性酸素を増やさない!食生活のポイント
◇アルコールの摂りすぎに注意!
アルコールを飲んで分解するのは、肝臓です。その肝臓がアルコールを分解するときにも、実は活性酸素が発生します。
飲む量の多い人、アルコールに弱い人は、
連日の飲みすぎに気を付けて適度な飲酒量を心掛けましょう。
◇抗酸化成分を意識する!
抗酸化作用があるものとして、大きく分けて下記の2つがあります。
抗酸化作用がある食品を知り
、“毎日の食事の中で、少しずつでも良いのでできるだけ多くの種類を継続的にとること“がポイントとなります。
- 抗酸化ビタミン
ビタミンACEと言われる、3つのビタミンが有名です。ビタミンA(β-カロテン)・ビタミンC・ビタミンEは抗酸化作用があり細胞の酸化(老化)を防ぐ働きがあります。
ビタミンAはパプリカ・かぼちゃ・人参などの緑黄色野菜、ビタミンCはキウイ・いちごなどの果物やピーマン・ブロッコリーなどの野菜、ビタミンEはアボカドやナッツ類などに多く含まれています。
- フィトケミカル
カロテノイド・ポリフェノール・硫黄化合物などの抗酸化物質をフィトケミカルと呼び、抗酸化作用があります。
特にワインやココアに含まれているポリフェノールや、ブルーベリーに含まれるアントシアニンなどは健康効果があるとして有名ではないでしょうか。
その他にも、大豆や大麦に含まれるサポニン、緑茶に含まれるカテキン、胡麻に含まれるリグニン、海老やカニに含まれるアスタキサンチンなど様々な種類のものがあります。
抗酸化ビタミン・フィトケミカルどちらにも共通しているのが、“緑黄色野菜”
にんじん・パプリカ・ピーマン・かぼちゃなどの緑黄色野菜は抗酸化作用もその他の栄養も豊富なため毎日意識して摂り入れるようにしてみましょう!
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