日本人は、寝酒をする頻度が高いといわれています。特に週1回以上寝酒をする方は男性で50%近く、女性では20%近くいるそうです。 アルコールは眠気を強くするため、寝付きが良くなるように思えます。これは、アルコールを分解するときにつくられるアセトアルデヒドが、レム睡眠という、浅い眠りの状態を妨げてくれるからです。 しかしながら、その効果は短時間しか続かず、以降は浅い眠りの時間が増えていくために、すぐに目が覚めたり、朝早く目が覚めて熟睡感が得られなかったりすることがほとんどです。 熟睡感が得られにくくなってくると、お酒で寝つきが良かったから眠れるはず、と寝酒が習慣化するケースがあります。 アルコールには依存性があり、次第に飲酒量が増えていき、浅い眠りのパターンが常態化します。そして、飲酒という習慣化された行動は修正することが難しいですから、お酒に頼らない睡眠のケアができるといいですね。
睡眠薬は一度使い始めると、依存性があり不安だと考えていらっしゃる方は多いかもしれません。 最近の睡眠薬は、副作用も少なく、安心して飲んでいただくことができます。 現在広く使われている睡眠薬は、睡眠ホルモンを補助する作用などが多く、自然に近い眠りが得られるようになりました。 副作用も少なく安心して使えますが、医師の指示に従い適切に使用することが大事です。
不眠症は、心療内科や精神科が対応してくれます。もし、受診することがためらわれるのでしたら、近所の内科などのクリニックに相談してみることもひとつです。
睡眠は、疲労回復の源です。日々を”イキイキ”&”はつらつ”と過ごせるよう、オンライン健康推進室が睡眠時間を充実させるヒントをご紹介しています。 ヒントを取り入れて、より質のよい睡眠習慣を手に入れましょう! バックナンバーはこちらからご覧いただけます。
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