何となく食べてしまうのは自律神経の乱れかも
忙しい日が続いたり、プライベートで悩みを抱えている時などは、ストレスがたまってイライラしてしまいます。
イライラが募ると、おなかは空いていないのに何となく口寂しくなって食べ続けてしまうことはありませんか?
過食ぎみになる要因の一つに、人間の体内にあるたくさんの神経のなかで、内蔵の働きなどを調整している自律神経のバランスが乱れてしまっていることが考えられます。
2つの自律神経の働き
自立神経には、昼間など仕事やスポーツなどを行う時間帯に優位に働いて、アクティブな活動を支える交感神経と、夜間やリラックスしているときに優位になり、身体を休める働きをする副交感神経の二つがあります。
ストレスがたまったことでイライラ、落ち着かない、緊張や不安などから交感神経が優位になる時間が長くなると、副交感神経を高めてバランスを取ろうとするため、食欲が増して過食が起こるのです。
おいしいものを食べてリラックスすることも良いですが、食欲のコントロールができず食べすぎてしまえば太ってしまう。
また、食べすぎないよう我慢を続けることもストレスになりますし、適度な運動など食べること以外のストレス解消法も忙しいとなかなか続かない……。
なんだか八方塞がりのように感じますが、そんなあなたはまず手軽にすぐできる「ツボ押し」で食欲を抑えてみてはいかがでしょうか。
耳のツボ「神門」と「飢点」
ストレスによる過食を抑えるツボは耳のまわりに集まっています。
まずは
「神門」です。
耳の上の部分にある軟骨のくぼみの間にあるツボで、
ストレスを和らげ、過食の原因になるイライラを抑えてくれます。
飢えを解消するという意味の
「飢点」は、
耳の付け根と顔の骨の間、真ん中にあるふくらみよりも少し下にあるくぼみ部分にあります。
満腹中枢を刺激してくれ、空腹を感じていない気分にしてくれます。
耳のまわりにあるツボは、指では押しにくいかもしれません。綿棒などを使うと押しやすいです。
ちょっと痛みを感じるくらいの刺激を与えるのがポイントです。
食事の20分くらい前に10回程度押してください。
正確に押さなければ効果が得られないのでツボの場所をしっかり確認しましょう。
特別な道具も必要なく、テレビを見ながらでも簡単にできるツボ押しは、食欲を抑えたいと思っている方の強い味方ですね。