睡眠コラム ○×クイズ
秋の夜長はタバコとコーヒーでリラックスがよい?
正解は、もちろん✘! ニコチンもカフェインも覚醒作用があります。
たばこに含まれるニコチンやコーヒーに含まれるカフェインは、覚醒作用があり、寝つきを悪くすることが分かっています。
たばこの影響を知りましょう
1日の喫煙本数が多い人ほど、不眠を抱える割合が増えることが分かっています。
喫煙者は寝る前の一服をしがちですが、たばこを吸わない人に比較し眠りがとても浅く、ぐっすり眠れていません。
また、本来であれば睡眠は疲労を回復し、精神を安定させる効果がありますが、ニコチンの影響を受けると深い眠り(ノンレム睡眠)が妨げられ、脳や体を休める効果的な睡眠を失ってしまいます。
最近では新型たばこ(加熱式・電子)に切り替えたという方も多いのではないでしょうか。
一般的に加熱式たばこの煙(水蒸気)にはニコチンも含まれており、通常のたばこの代替えにはなっていません。
また、日本の電子タバコにはニコチンが含まれておりませんが、ホルムアルデヒドなどの発がん性物質などが発生するという報告があります。
睡眠への危険性はわかっていない一方で、発がん性を含めた健康被害は怖いですね。
完全な禁煙をする、ということが良い睡眠への近道であることは間違いないようです。
カフェインはどのような飲み物に含まれるのか
カフェインというと真っ先に思う浮かぶ飲み物は、コーヒーや紅茶かもしれません。
ところが、より身近な飲み物にも含まれています。
緑茶、特に玉露、ココア、栄養ドリンクなどに含まれています。残業が続き、昼から栄養ドリンクを飲んでいるといった場合、かえってカフェインが過剰となり、帰宅後も眠りを妨げている可能性があるかもしれません。
カフェインは、一般的に摂取してから30分~1時間後に血中でピークを迎え、その効果は3~5時間とされています。また、利尿作用もありますから、夜間のトイレに目覚めてしまうことも増えます。
ですので、お昼にコーヒー1杯を飲み眠気を覚まし、その後はカフェインレスのドリンクに切り替えることがお勧めです。
特に夕食以降はコーヒーや緑茶をさけ、麦茶や白湯、ホットミルクなどにするとよいでしょう。
もし、途中で目覚めやすくトイレが近いと感じている方は、夕食以降のドリンクから見直してみることもひとつです!
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