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日差しに負けない!夏の美肌を保つ日焼け止め活用術

2024/07/31
ヘルスアップ健康だより

夏の日差しがますます強くなってきましたね。そんな季節に欠かせないのが紫外線対策。
紫外線を浴び過ぎると、日焼けだけでなく身体に様々な悪影響があることはご存知でしょうか?
そこで今回は、日焼けの予防効果のある「日焼け止め」の賢い選び方や効果的な使い方を解説いたします!

紫外線(UV)の性質、身体への影響を知りましょう

太陽の光には、目に見える光のほか、身に見えない紫外線があります。
紫外線とは、地表に届く光のなかで最も波長が短いものを言い、そのなかでも波長ごとの性質によって、A(UV-A)、B(UV-B)、C(UV-C)の3つに分けられます。


参考:紫外線環境保健マニュアル2020(環境省)

紫外線(UV)を浴びることの良い面としては、ビタミンDを体の中からつくるというものです。
しかし、長時間浴びることで、肌表面だけでなく真皮の深い部分までダメージを受け、将来的なシワ・たるみリスクが高まり、肌老化が加速することがわかっています。
紫外線を浴びることで発生する活性酸素も、肌の奥でコラーゲンなどを変性させ、未来のシワ・たるみ・くすみの原因になることが分かっています。
また、肌を守ろうと過剰に生成されたメラニンは、将来的なシミの原因になります。

SPFとPAって??紫外線から肌を守る「日焼け止め」を選びましょう!

それでは紫外線を防ぐための対策、今回は紫外線を防ぐ化粧品(日焼け止め)について見てまいりましょう。
日焼け止めには、「SPF」、「PA」などの表記がされているのをよく見かけると思います。
これは、紫外線を防ぐ効果を示す目安で、皮膚1㎝²あたりに日焼け止め2㎎を塗ったときの防止効果の程度を値で示したものです。

  • SPF:Sun Protect Factor(紫外線B波防止指数)
    UV-Bを防止する目安です。
    2~50+までの数値で表され、数が多いほど高い効果を示します。
  • PA:Protection Grade of UVA(紫外線A波防止指数)
    UV-Aを防止する目安です。
    +~++++までの記号で表され、+が多いほど高い効果を示します。

SPF ・PAは数値が高いほど紫外線の防止効果が高くなりますが、その分、紫外線が肌の内部に届くのを防ぐための成分が多く配合されています。また、製品によっては落とす際にクレンジングが必要になるなど、肌への負担も大きくなることもあります。

日常の買い物などの短時間の外出では、「SPF10~20 / PA+~++」程度のもので十分です。
炎天下のレジャーやスポーツなど強い日差しのもとで長時間過ごす場合は、「SPF40~50+ / PA+++~++++」と防止効果が高い日焼け止めを選ぶなど、使用するシーンに合わせて日焼け止めを使い分けることもポイントです。
肌の弱い方、お子様が使用する場合は、「低刺激」や「敏感肌向け」、「敏感肌向けパッチテスト済み」と記載されたものを選ぶなど、身体に合った日焼け止めを使うと安心ですね。

適切な日焼け止めの塗り方をマスターして、健康な美肌をキープ!

  1. 日焼け止めを塗るタイミングと適量を知ろう
    ・日焼け止めは、外に出る前に塗りましょう。
    ・塗る量は、顔では手のひらに取る場合、クリーム状のものはパール粒1個分、液状のものは一円玉1個分を、顔の数か所に分けて置いて(図参照)、「指の腹」で広げていきます。これを2回繰り返して塗ります。
    ・腕や脚には、表と裏に1本ずつ直線を描くようにつけてから、「手の平」でらせんを描くように均一にムラなく伸ばして広げてください。
  2. 出社前、打合せの外出前、退勤前など2~3時間おきの塗り直しを!
    いったん塗った日焼け止めも、汗をかいたりそれをタオルやハンカチで拭いたりすることによって落ちてしまいます。落ちたと感じたらすぐに重ね塗りするか、2~3時間おきに塗り直し(重ね塗り)することをお勧めします。
    最近ではスプレータイプの日焼け止めや、潤いを保つ美容成分入りのものも売られていますので、自分が塗り直しやすいタイプの日焼け止めを用意しておくと良いでしょう。
  3. 日焼け防止グッズを併用すると、防止効果がより得られます◎
    日焼け止めの効果を過信せず、日焼け止めのSPFやPAはあくまでも目安として考えて、帽子、日傘、サングラス、長袖の着用などを併用することで、さらに紫外線による日焼けを防止すると、より一層肌を守ることができます。

今ある美肌を守りながら、より笑顔で夏を過ごせますように!

本コラムを最後までご覧くださった皆さんは、紫外線から肌を守る方法をマスターできたのではないでしょうか。紫外線は目に見えませんが、長く浴びることで着実に今ある肌や将来の皮膚の状態に影響します。
ぜひ日焼け止めを塗る習慣を身につけていただき、太陽の下でも自信を持って笑顔で過ごしてまいりましょう♪

執筆者プロフィール 千葉/保健師・公認心理師
消化器内科病棟にて看護師としての経験を活かし、保健師兼公認心理師として、働く皆様の健康と心のサポートを担当しています。皆様が「あなたらしく」健康を維持・増進できるよう、一人一人の声に耳を傾け、適切なアドバイスを提供し、日々の生活がより良いものになるよう努めています。何か悩み事があれば、気軽にご相談ください。
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