宮崎県日向灘で2024年8月8日に発生した大きな地震にて、被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。
今回は、能登半島地震においてもご紹介させていただきました、「被災地での健康を守るために」もご参考にしていただきながら、不安なお気持ちを和らげ、お過ごしいただきたいと考え、号外を配信させていただきます。
自分自身を守るために ”正しい情報” の入手を
8月8日に発生しました宮崎県日向灘の地震では、一部の地域で建物の倒壊や、公共施設での水道管破損などの被害も報道されておりました。津波も発生し、ご家族ご友人の安否も大変ご心配でいらっしゃったことと思います。
また、今回は南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)が初めて発令されました。
将来起こるかもしれないことに対する不安は、どうしても強くなります。こういったときは、正しい情報を収集し、準備をすること、この行動が不安を和らげることに役立ちます。
参考にしたい情報源は、各省庁の防災ページや災害対策本部会議資料、気象庁、国土交通省が調査発表した被害状況などがあります。
今回震源地となった宮崎県庁の知事からは、もし、大きな地震が起こったらとしてメッセージが出ています。
- どのような避難経路でどこに避難するのか、ハザードマップなどを確認する
- 家具の転倒防止など室内対策
- 出火、延焼の防止対策
- 水や食料の備蓄
また、多言語支援センターなど、日本語が難しい方々に向けた支援も設置されました。もし、周囲に困っている方がおられたら、情報提供をされてください。
南海トラフ地震については情報提供用のリーフレットが国土交通省から発行されています。
防災対応の流れや臨時情報が記載されていますのでご参考ください。
◆国土交通省 「南海トラフ地震 ーその時の備えー」
ご病気のある方は特別な備えが必要です
慢性疾患の中でも人工透析を必要とする慢性腎不全、インスリンを使用する糖尿病の方は、治療が継続できるようにしましょう。
日頃から学会等で情報提供がされていますので、確認しておくことをお勧めいたします。
◆日本透析医会 災害時情報ネットワーク
◆日本糖尿病学会 「避難生活Q&A」
妊婦さん、産後間もないお母さんと乳幼児の健康
平時でも妊婦や産後、乳幼児というのは健康に留意する必要がある方々です。
災害により受けたストレスや生活環境の変化は、母子ともにメンタルヘルスへの影響、体調不良に陥りやすくなります。
内閣府より防災や備えについて情報提供がされておりますので、ぜひご参考ください。
◆あかちゃんとママを守る防災ノート
SNSでの情報、ニュース、様々な情報や落ち着かない周囲の様子などで、不安がさらに高まることもあります。
テレビを通じて広がるストレス:被災者と視聴者の心のケア こちらの記事も参考にされてくださいね。
ご不安なお気持ちなど、いつでもご相談ください。相談員が寄り添って対応させていただきます。
執筆者プロフィール 齋藤/看護師
循環器専門病院にて約20年看護師として勤務。看護師の経験を活かし、オンラインでの健康相談を延べ1万件の対応をしてまいりました。得意とする相談は、睡眠障害、メンタルヘルス、生活習慣病など。オンライン健康推進室では、コンテンツ作成、コラム執筆、チャット健康相談やオンライン面談などをしています。ぜひお気軽に、ご相談ください。
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