みなさんは、パソコン作業をしていたりスマートフォンを操作しているときに片方のまぶたが「ピクピクっ」と軽く動いた経験はありませんか?
この症状には正式な名称があり一般的に「眼瞼(がんけん)ミオキミア」と呼ばれています。
何気ない症状ではありますが兆候なく不意に起きることも多い為、相談窓口に投稿いただく事も多いです。
そこで今回のコラムは目のピクピク症状である「眼瞼ミオキミア」の原因や病院受診の目安をご案内します。
眼瞼ミオキミアとは?
眼瞼ミオキミアはまぶたが意図せずに「ピクピク」と痙攣する状態を指し、
この症状は一般的に片側だけに現れることが多く、数秒から数分間続くことがあります。
眼瞼ミオキミアはまぶたが不随意に収縮する病気ではありますが、そのものは命に関わる病気ではありません。
ただし日常生活に支障をきたすほど頻繁に発生すると、精神的なストレスや不快感を引き起こす可能性があるため、症状継続時にはしっかりとケアすることが大切です!
眼瞼ミオキミアの原因
発生する原因は主に生活習慣が関係しているとされ、以下内容が影響している事が多いです。
- ストレス
- 疲労・睡眠不足
- カフェインの過剰摂取による神経興奮
- 目の疲労、ドライアイ
- 栄養不足
このような症状があったら要注意!
速やかな病院受診を
冒頭でお伝えしたように眼瞼ミオキミア自体は深刻な病気ではないため自然軽快することも多く、症状発生後も暫くは様子を見ることが多いです。
しかし類似した症状に「眼瞼けいれん」や「顔面けいれん」といった神経系の異常が隠れていることもあるため、注意して症状を確認する必要があります。
経過を確認する中で以下のような症状が併発している場合には、背景に別の疾患が隠れている可能性もあるため、速やかに一度お住まい近くの「眼科」を受診しましょう!
- まぶたのピクピクが「両目」に広がる
- ピクピクする症状が「額や口周辺」まで広がる
- ピクピク症状の影響にて、日常生活や仕事に支障が出ている
- 瞬きを素早く行えない
- まぶたをギュっと強くつぶった後、すぐに目を開けられない
セルフケアで症状を緩和させましょう
眼瞼ミオキミアは多くの場合、生活習慣の改善やストレス緩和することによって症状が軽減されることが多いです。
以下のポイントの中からご自身の生活習慣や嗜好に合わせて、無理ない範囲で実践していきましょう。
- リラクゼーション
ストレスを和らげるためにもリラクゼーションの時間(瞑想、ヨガ、深呼吸など)を取り入れることが効果的です。
ストレス緩和にオススメの呼吸法「こちら」もぜひご参考下さい!
- 睡眠の改善
十分な睡眠を確保することもとても重要です。毎晩規則正しい時間に寝ること、寝る前にリラックスするなど、環境を整えていきましょう!
お休み前の環境調整について詳細をご紹介しているコラムがありますので、ご興味がある方はぜひ「コチラ」のコラムもご参考ください!
- カフェインを控える
普段からコーヒーやエナジードリンクを恒常的に摂取されている場合、コーヒーであれば1日1杯程度、エナジードリンクは2~3日に1本にするなど量を減らしていきましょう。
特に夜間にこれらの物質を摂取しないようにすることで、症状の改善が期待できます。
- 目の休息
長時間のパソコン作業やスマートフォンの仕様を避け、定期的に目を休ませることが大切です。
1時間に1度はモニターから目を離し、遠くを見るか目を閉じると良いでしょう。また、人工涙液などの目薬を使用してドライアイを防ぐことも有効です!
- 食事の工夫、栄養補給
眼瞼ミオキミアの症状がある場合は、改善効果が期待されるマグネシウムやカリウムを多く含む食品を積極的に摂るようにしましょう!
手軽に作れるオススメのレシピはコチラです。
☆里芋とひき肉のカレー炒め
☆ビリ辛韓国風きのこ
日々の生活習慣を見直し健康的な生活を送ることで、眼瞼ミオキミアの発生を予防することができますので
その他のセルフケア・対策が知りたい、など気になることやご相談などありましたら健康相談チャットを気軽にご利用ください!
相談方法の詳細はこちらからご確認いただけます。
執筆者プロフィール きくち/看護師
美容・サービス業の会社員として就業をした後に改めて看護資格取得。消化器内科・皮膚科などの臨床経験後に産業看護師として働く皆様の健康をサポートするオンライン相談業務に従事しておりました。一般論ではなく「目の前のあなた」に寄り添ったメッセージをお届けいたしますので、気になること・困ったことがありましたら気軽にご相談ください。
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