こんにちは!ONLINE健康推進室です。
みなさまは、「ハラスメントフリー」という言葉を耳にしたことはありますか?
これは、ハラスメントがないというだけでなく、誰もが尊重され、公平に扱われる職場を意味します。
素敵な響きですし、そういった環境を作っていきたいですよね。
そこで今日は、誰もが安心して働ける職場環境についてご紹介します。
ハラスメントフリーの重要性
ハラスメントフリーな環境は、単純に「ハラスメントがない」という職場だけを指していません。
皆さんがハラスメントから解放され、自由を感じている職場のことを言います。
そういった職場は、単に個人の幸福度を高めることだけでなく、会社全体の生産性や創造性を向上させる鍵となります。
毎日笑顔で出勤し、アイデアを自由に共有できる職場。
そのような環境に恵まれれば、誰もが自分の能力を最大限に発揮できるはずです。
ハラスメントの種類を知ろう
ハラスメントには様々な種類があります。
これらを知ることで、自分や周りの人がハラスメントを受けていないか気づきやすくなります。
パワハラ(権力を利用した嫌がらせ)
①身体的攻撃
(殴る、蹴る、モノを投げつける)
②精神的攻撃
(人格否定の言動、長時間にわたる厳しい叱責)
③人間関係からの切り離し
(集団で無視する、はぶにする)
④過大な要求
(業務と関係ない雑用処理を強制的にやらせる)
⑤過小な要求
(仕事を与えない、誰でも行えるものだけ業務させる)
⑥個の侵害
(職場外で監視したり、私物の管理をする)
セクハラ(性的嫌がらせ)
①対価型(事業主から性的な関係を求められ、拒否したら解雇された)
②環境型(職場の人間に体を触られ、苦痛に感じて就業意欲が低下)
マタハラ(妊娠・出産に関する嫌がらせ)
①制度利用制限の嫌がらせ(通常受けられる制度に関する言動により、就業関係が害される)
②状態への嫌がらせ(妊娠、出産したことに関する言動により、就業関係が害される)
ハラスメントフリーな職場づくりのステップ
- 意識改革から始めよう
まずは、自分自身の言動を見直すことから始めましょう。
「相手を不快にさせていないかな?」と常に考える習慣をつけることが大切です。
小さな気遣いの積み重ねが、大きな変化を生み出します。
- コミュニケーションを大切に
オープンなコミュニケーションは、ハラスメント防止の強力な武器です。
困ったことがあれば早めに相談する、お互いの考えを尊重し合うなど、風通しの良い職場環境を作りましょう。
- 研修やワークショップの参加
ハラスメントに関する正しい知識を身につけるため、会社で開催される定期的な研修やワークショップに参加してみましょう。
- ガイドラインの確認
会社としてハラスメント対策ガイドラインがあるか知りましょう。
どんな行為がハラスメントに該当するのか、問題が起きた際の対応手順などを明確にしておきましょう。
- 相談窓口の利用
利用できる相談窓口を知っておきましょう。
お勤めの会社には、社内の相談窓口が設置されています。連絡先を確認しておくこともよいですね。
ハラスメントフリーが生み出す好循環
ハラスメントフリーな職場では、素晴らしい好循環が生まれます。
特に、ひとりひとりの意識を変えることで、周囲の雰囲気も和らぎ、ハラスメントフリーな職場への第一歩が始まります。
そうすることで、あなた自身のモチベーションも改善し、周囲にもよい影響を与えてくれるでしょう。
「同僚への感謝の言葉を伝える」「相手の立場に立って考える」「不適切な言動を見かけたら優しく指摘する」
これらの小さな行動が、きっと職場の雰囲気を少しずつ変えていくはずです。
今日から、あなたにできることから始めてみませんか?
最後に
ONLINE健康推進室では、「ハラスメントにあたりますか?」といった相談は受けつけておりませんので、ぜひ皆様の社内の相談窓口に相談されてください。
ハラスメントフリーな職場は、決して遠い夢ではありません。小さな行動からスタートします。
あなたから始めてみることで、職場が良くなることを想像してみてください!とても幸せなことですよね。
一人ひとりが尊重され、いきいきと働ける環境づくりに、今日から一緒に取り組んでいきましょう!
【参考サイト】厚生労働省:明るい職場応援団
執筆者プロフィール 齋藤/看護師
循環器専門病院にて約20年看護師として勤務。看護師の経験を活かし、オンラインでの健康相談を延べ1万件の対応をしてまいりました。得意とする相談は、睡眠障害、メンタルヘルス、生活習慣病など。オンライン健康推進室では、コンテンツ作成、コラム執筆、チャット健康相談やオンライン面談などをしています。ぜひお気軽に、ご相談ください。
毎日の元気と笑顔をサポートする健康情報をお送りします!
季節のトピックスや健康増進に役立つコラム・動画を定期配信しています。
「これならできそう」、「これを実践したら心地よさそう」と思えることがあなたに合った健康づくりのヒントを見つけるコツ!
できることから無理なく健康づくりを始めましょう!バックナンバーはこちらからご覧いただけます。
ご質問やご相談など、健康相談をお気軽にご利用ください。相談方法の詳細はこちらからご確認いただけます。
看護師・保健師があなたのそばに。
ボタンをタップして、LINEで相談してみましょう!