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質問力を上げて良好なコミュニケーションを!
会話が楽になる3つテクニックとは?

2025/01/15
ヘルスアップ健康だより

突然ですが、皆さんは相手と会話を続けていくことに苦心したり、苦手だな…と感じたことはありますか?
家族や友人、気心の知れた同僚とは円滑に会話ができるけれど、初めて会う方や上司、
クライアント先の方と話すときには会話が続かなくて…という経験をされた方もいらっしゃるかと思います。

今回のメンタルヘルスコラムでは相手の理解を深め、信頼関係構築に必要な能力である【質問力】について解説いたします。
得られるメリットや具体的なテクニックもご紹介しますのでぜひご参考ください!

「質問力」とは?

質問力とは適切なタイミングで的確な質問をする能力のことであり、
単に質問をするだけでなく、相手の話を深く理解し、会話を発展させるための質問ができることを指します。
質問力が高いことで短時間で相手から信頼を得ることができ、ビジネス面においてもとても重要なスキルとされています。

「質問力」が高いことのメリット
  1. 心理的安全性が担保され、質の高い情報が得られる
    関心を持って会話することで、信頼関係が築かれ、相手は安心して繊細な情報を共有できるようになります。
    ただし、一方的な質問は不信感を招くのでバランスが大事です。
  2. 課題解決の糸口が見つけやすくなる
    適切なタイミングで的確な質問を行うことで不明瞭な点をそのままにせず明確化できるため
    双方の意図を理解・合意したうえでの返答ができ、早期の課題解決につながるとされています。
  3. 双方で思考が深まり、視野を広げることや新しい発見が得らえる
    質問により互いの考えを深め、視野が広がり、自分一人では思い浮かばなかったアイデアが得られるため、
    質問を行うということは双方にとって視野を広げてゆく良い機会の1つになります。

質問力を上げる!すぐ実践できる3つの会話テクニック♪

前述のとおり「質問力が高い」ということは、自分自身にも相手にとってもメリットが多くあります。
円滑にコミュニケーションをとって、自己理解・他者理解を促す手軽なテクニックを3つご紹介しますので、それぞれの特徴を把握しながら、適切なタイミングで実践をしていきましょう◎

  1. オープンクエスチョン(拡大質問)
    相手の回答する内容に制限を付けず、自由に介してもらう質問方法
    ◆実践するタイミング
    会話を活性化したい、情報をより多く引き出したい、安心感を与えたい
    ◆実践ポイント
    1)5W1Hを意識して質問を行う
    「いつ(When)から困っていらっしゃるのですか?」
    「どのようにしたら(How)いいと考えていらっしゃいますか?」
    「旅行はどこ(Where)に行こうと計画されているのですか?」 など
    ◆注意点
    相手に回答を促してばかりだと、回答を考える負担が大きくなってしまう
    後述のクローズドクエスチョンと組み合わせて、必要以上にオープンクエスチョンを多用しすぎないよう注意!
  2. クローズドクエスチョン(特定質問)
    「はいorいいえ」といった2択、もしくは「A or B or C」といった3択ほどで回答内容に制限を設ける質問方法
    ◆実践するタイミング
    相手の考えをより明確にしたい、迅速に意思決定をしたい、序盤の会話を円滑に行いたい
    ◆実践ポイント
    1)会話のきっかけづくりとして、まずクローズドクエスチョンから始める
    「こんにちは、今お時間いただいても良いですか?」
    「もしよければお手伝いしましょうか?」
    2)意思決定・合意形成を促したい場面で積極的に活用する
    「待ち合わせは19時で良いでしょうか?」
    「現地までの移動方法は、電車、タクシー、バスとどちらが良いでしょうか?」
    ◆注意点
    回答を限定した内容ばかり質問をしてしまうと、相手に圧迫感を与えてしまう可能性あり
    「クローズドクエスチョンを○回したら、オープンクエスチョンを挟む」などある程度のルールを決めておけると安心です
  3. サトルクエスチョン
    「サトル(subtle)」は日本語で「さりげない」という意味合いであり、会話の中で仮説を立てたり、否定疑問文を活用して情報を得る質問方法
    回答がYESであればそのまま会話を進行することができ、NOであっても相手が「いいえ、実は▲▲だったんです。」などと訂正することで新しい情報を得られやすい
    ◆実践するタイミング
    正しい情報を引き出したい、関係性がまだできていないけれどコミュニケーションをとりたい
    ◆実践ポイント
    1)相手に仮説をぶつけて「訂正」してもらい情報を得る
    「仕事が忙しそうに見えるけれど(仮説)かなり大変なんじゃない?」
    「アクション映画が好きって聞いたから、この映画も好きかなと思って(仮説)よければ見に行かない?」
    2)「○○ではない?」「▲▲に心当たりはない?」といった否定疑問文を用いる
    「実はかなり疲れているんじゃない?」
    「十分に準備もしていると思うから、今困っていることはないですよね?」
    ◆注意点
    間違えた仮説や否定疑問文を投げかけてしまうと「的外れな認識をしている」「意思が伝わっていない」とかえって不信感を招くことも…
    そのため「ここぞ!」という場面で活用していただく事がおすすめです。

相手の立場に立って考え興味を持って質問することで、より深い理解と楽しい会話が生まれることに繋がります!
その場に適した質問テクニックを用いて、豊かなコミュニケーションを楽しみましょう。

はじめて会う方と会話する際、緊張してうまく会話が続かない、といった方は、こちらのコラムもご覧ください。
相手に心を開いてもらう6つのテクニック!~すぐに実践できる「リレーション」の構築~


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執筆者プロフィール きくち/看護師
美容・サービス業の会社員として就業をした後に改めて看護資格取得。消化器内科・皮膚科などの臨床経験後に産業看護師として働く皆様の健康をサポートするオンライン相談業務に従事しておりました。一般論ではなく「目の前のあなた」に寄り添ったメッセージをお届けいたしますので、気になること・困ったことがありましたら気軽にご相談ください。
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