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ささくれを剥いたら指が腫れてしまいました…病院に行くべきでしょうか💦

2025/02/26
ヘルスアップよくある相談

ふと指先の乾燥やささくれを見つけると、気になって触ってしまう…
放っておくと違和感を感じるためついついむしってしまう…そのようなことはありませんか?
冬は季節柄指先が乾燥しやすいこともあるため、ささくれを剥いた後に指先が腫れて痛い想いをされたことがある方もいらっしゃると思います。

今回のコラムではささくれを剥いた後に起きる指の腫れ、通称「ひょう疽(ひょうそ)」について解説していきます。
場合によっては受診が必要となる場合もあるため、症状が該当していないかしっかりチェックしていきましょう!

ひょう疽(ひょうそ)とは?

ひょう疽(ひょうそ)とは、皮膚に発生する感染症の一種で、特に指や足の先端に発症することが多いです。爪周囲炎(そうしゅういえん)と呼ばれることもあります。
代表症状は「鈍く強い痛み」「赤く腫れる」といった症状が初期に発生し、進行すると皮膚内に「膿み」がたまってしまうこともあります。
ひょう疽は、早期に適切な治療を受ければ回復が期待できる一方で、骨に近い位置で炎症が進んでしまうと
骨髄炎といった深刻な合併症を引き起こす可能性もあるため「まぁ大丈夫だろう…」と放置せずに早期に治療をすることも非常に重要となります。

ひょう疽の原因

ひょう疽は主に細菌感染によって引き起こされます。その細菌の代表的なものがブドウ球菌です。
ブドウ球菌は常に皮膚の表面に存在している「常在菌」であり、ちょっとした小さい傷やひび割れなどがきっかけで皮膚内に感染することが多いです。
ひょう疽が発症しやすい状況としては、以下のようなものがあります:

①外傷や傷:ささくれを剥く、乾燥によるひび割れ、爪切りの際の深爪、巻き爪
②皮膚が湿った状態:絆創膏などの長時間貼付、爪を噛む癖がある、子供の指しゃぶり
③糖尿病や免疫力の低下:疾患の影響で免疫低下したことによる易感染(いかんせん)状態

昨今では、ネイルをしている方に発生することも多く報告されています。
これは除光液の頻回な使用や、過剰な甘皮処理によって皮膚周囲の皮膚のバリア機能が低下して、菌に弱い状況となっていることが原因です。

このような状態が続いていたら要注意!
速やかな病院受診を

ひょう疽は指先のみ限局的に現れるため様子を見ることが多いですが、前述したように放置すると炎症が進んで深刻な合併症が起きることがあります。
もし、以下のチェック項目に複数該当する場合には、「皮膚科」「整形外科」といった手足の手指を専門的に診てもらえる病院を受診しましょう。

□皮膚の発赤が日を追うごとに広がる
□痛みによって日常生活や仕事に影響が出ている
□痛みがある部分の皮膚内部に白や黄色っぽい「膿み」が発生する

ひょう疽の治療法・予防法とは?

発生している症状を確認しながら以下の治療を行うことが一般的です。
  • 発赤・腫れ、痛みのみ:抗菌剤の内服、抗菌薬の塗り薬の塗布
  • 膿がたまっている:注射針などで小さく穴を空けて行う「膿み出し」(局所麻酔なし)

ただし、炎症を放置してしまい膿みが爪の根元まで広がって化膿してしまった場合には、「局所麻酔を行い、一部爪を除去して排膿する」といった大掛かりな処置が必要となることもあります。
早期介入することで悪化は防げますので、もし白~黄色っぽい膿みが見受けられたら早急に病院受診をしましょう!
炎症の進行度合いによって抗菌剤の内服・塗布日数や指先の安静期間が変わりますので、医師の指示をしっかり聞いてアフターフォローができるとより安心です。

ひょう疽の予防法とは?
ひょう祖は小さな傷や乾燥した皮膚、湿ってふやけた皮膚などから細菌が侵入して発生するため、普段の生活習慣を意識して工夫することが大切になります。
  1. ささくれは剥かない
    →キューティクルニッパーや小さなはさみでカットする
  2. ハンドクリームで手・指先の保湿を励行
    →手が乾燥しやすい、水仕事が多い、ネイル・ジェルネイルを行っている場合などは特に念入りに保湿を意識する
  3. 絆創膏などを貼りっぱなしにしない
    →1日に1回は貼りかえる、通気性の良いガーゼで保護する、など工夫を行う

その他のセルフケアや対策が知りたい、など気になることやご相談などありましたら健康相談チャットを気軽にご利用ください!

執筆者プロフィール きくち/看護師
美容・サービス業の会社員として就業をした後に改めて看護資格取得。消化器内科・皮膚科などの臨床経験後に産業看護師として働く皆様の健康をサポートするオンライン相談業務に従事しておりました。一般論ではなく「目の前のあなた」に寄り添ったメッセージをお届けいたしますので、気になること・困ったことがありましたら気軽にご相談ください。
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