後ろ姿は、印象にどのように影響する?
「なんだか最近、猫背気味かも…」「鏡に映る自分の姿勢が気になる…」
そんな風に感じたことはありませんか?実は、実年齢は顔だけでなく「後ろ姿」にこそ現れると言われています。
キレイな姿勢を保ちたいと思うものの、日々のデスクワークやスマホを覗き込む時間、運動不足…これらが積み重なり、無意識のうちに姿勢を崩していきます。
特に肩が内側に入った姿勢や、背中が丸まった姿勢は実際の年齢よりも老けて見えてしまう原因に…。
某大手下着メーカーが実施した調査によると、印象を決める上で後ろ姿の影響度を聞いたところ、79.9%の方が大きく影響するという結果にもなりました。
(中でも「背中」「ヒップ」のエイジング(加齢による体型変化)が老けた印象に繋がりやすいとされています)
なかなか自分では意識しづらい後ろ姿ですが、周囲の方からの印象に大きく影響することが分かりますね。
なぜ姿勢が崩れて後ろ姿の印象が変わってしまうの?
正しい姿勢を保つためには背中や肩甲骨周りの筋肉、いわゆる「抗重力筋」がしっかり働くことが不可欠です。
しかし長時間同じ姿勢で過ごすことの多い現代の生活では、この抗重力筋が衰えがちに。
前項でも少し触れましたが、具体的に以下のような生活習慣で姿勢の崩れに繋がるといわれています。
①スマホやパソコンの長時間使用
画面を覗き込むような姿勢は、首が前に出て肩が内側に入りやすくなります。
これにより肩甲骨周りの筋肉が硬直してしまい、猫背につながります。
②慢性的な運動不足
歩く機会が減ると姿勢を保つための筋肉が衰えてしまいます。
特に背中や体幹の筋肉が弱くなると、体をまっすぐに支えることが難しくなります。
あなたの後ろ姿はどうですか?3つのチェック項目!
まずは、今の自分の姿勢をチェックしてみましょう。
鏡の前で横から全身を見てみたり、誰かに後ろ姿を撮ってもらったりするのも良い方法です。
①巻き肩になっていませんか?
肩が前に出て、腕が内側にねじれていませんか?これが「巻き肩」です。
巻き肩になると姿勢が悪くなることに加えて、胸が縮こまり呼吸が浅くなってストレスがたまりやすくなることも…!
この状態は
僧帽筋や脊柱起立筋といった肩や背中の筋肉の柔軟性・筋力が低下している可能性があります。
壁に背中を付けて、セルフチェックしてみましょう♪具体的には以下ページをご参考ください!
▶【猫背を改善!】憧れ美姿勢を作るエクササイズ
②骨盤が後傾していませんか?
座っている時、腰が丸まって背もたれにもたれかかっていませんか?
骨盤が後ろに傾くと背骨全体が丸くなり、いわゆる「おばあちゃん姿勢」に見えやすくなります。
この姿勢になりやすい方は「大殿筋」といった大きい筋肉の柔軟性低下や筋力不足がおきているかもしれません。
若々しい後ろ姿を作る3つの簡単エクササイズ
以下ポイントを意識して無理のない範囲で実践をしていきましょう!
【実践ポイント】
- 週に2~3回、10回~15回程度の実施を2~3セットがオススメ!
1セットの回数が多すぎると、途中からフォームが崩れて正しく効果が得られないことや怪我に繋がることもあるため「適正回数」を意識すること
- エクササイズ中は息を止めない
→力を入れる時に息を吐き、力を抜くときに息を吸うように意識をすること
エクササイズ①肩・背中の筋肉を効率よく動かす「トランクローテーション」
肩・背中に加えて胸の筋肉の可動域を広げることで、猫背改善に効果が期待できます!
★【姿勢矯正、巻き肩・四十五十肩改善!】四つ這いトランクローテーション
エクササイズ② 骨盤の歪みを整える「ヒップリフト」
骨盤周りの筋肉を効率よく鍛えることで、姿勢の土台を安定させることができます。
★【ヒップアップ・姿勢改善に!】下半身を鍛えるトレーニング「ヒップリフト」
エクササイズ③お尻とお腹を同時に鍛えて美しい後ろ姿へ「スクワット」
お尻のたるみは後ろ姿の中で最も老けた印象を与えるとされています。ヒップを上に引き上げる筋肉を鍛えることできれいな後ろ姿へ!
★【基礎代謝向上・腰痛予防にも!】ベアースクワットトランジション
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