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10月はピンクリボン月間🎀私たちに出来ることとは?

2025/10/01
ヘルスアップ健康だより

皆さん、こんにちは。ONLINE健康推進室です。
突然ですが、街中や商品パッケージなどで「ピンク色のリボン」を見かけたことはありませんか?
実はこの小さなリボンは、「乳がん」への関心と理解を呼びかける国際的なシンボルです。
毎年10月は「ピンクリボン月間」と定められ、世界中で乳がんの早期発見・早期治療の重要性を伝える様々な活動が行われています。
今回のコラムでは、このピンクリボン運動に込められた思いと、私たちがこの活動にどのように関わることができるのかを解説します。

なぜピンクのリボンなの?

ピンクリボン運動は1980年代後半にアメリカで、乳がん患者の家族が患者への支援と乳がん啓発を目的として始めたのがきっかけと言われています。
ピンク色がシンボルカラーとなった理由には、いくつかの説があります。
一つは乳がんと闘う女性たちが、失われた女性らしさや尊厳を取り戻すためのシンボルカラーとして、ピンクを選んだという説です。
また、ピンクが持つ「温かさ」「優しさ」「希望」といったイメージが、乳がん患者を支える人々の思いと重なったとも言われています。
この小さなリボンは乳がんという病気に立ち向かう患者さんやその家族、医療従事者、そして乳がんの早期発見の重要性を伝える全ての人々をつなぐ、大切な架け橋となっています。

ピンクリボン運動に込められた3つのメッセージ

このピンクリボン運動は単なるシンボルではありません。
そこには乳がんや女性特有の健康障害と向き合う全ての人々へ以下のようなメッセージが込められています。
①早期発見・早期治療の大切さ
乳がんは早期に発見し適切な治療を行えば、90%以上が治癒するとされています。
ピンクリボンはその事実を多くの人に知ってもらい、乳がん検診やセルフチェックを促すための重要なメッセージを伝えています。
②がんなどの疾患への正しい理解
「がん=怖い病気」というイメージだけでなく、正しい知識を身につけてほしいという願いが込められています。
症状や治療法、そして早期発見の重要性を知ることで過度な不安を減らし、病気と向き合うことの大切さが説かれています。
③患者とその家族へのサポート

ピンクリボンはがんや疾患と闘う人々が一人ではないことを示しています。
患者本人だけでなくその家族を支え、勇気づけるための共感と連帯のシンボルでもあります。

日本対がん協会では「がん相談ホットライン」というがんに関するさまざまな悩み(治療、療養、生活、仕事、経済的なことなど)について、専門的な知識を持つ相談員が毎日(年末年始を除く)電話にて情報提供や心のサポートを行っています。
匿名で無料で利用することができ、秘密は厳守されますので、ご自身のこと・家族のことで気になることがある場合は、こういった相談窓口をご利用になることも一つです。
★公益社団法人 日本対がん協会 がん相談ホットライン

ピンクリボン月間 私たちに出来ること

「ピンクリボン運動」と聞くと特別な活動のように感じるかもしれませんが、私たち一人ひとりにもできることがあります。
◆知ること、話すこと
まずは乳がんや女性特有の健康課題について正しい知識を身につけ、家族や友人と話す機会を作ることもひとつです。
「検診に行った?」といった何気ない会話が、誰かの命を救うきっかけになるかもしれません。
◆自分自身の健康に関心を持つこと

ピンクリボン月間をきっかけに、ご自身の健康と向き合ってみることも大切です。
定期的な健康診断やセルフチェックの習慣を身につけることは、最も身近で大切なピンクリボン活動です。
10月29日(水)のコラムでセルフチェック方法等を解説しますので、ぜひご参考くださいね。

日本対がん協会では「ピンクリボンフェスティバル」を主催し、女性特有の健康課題やそれを支える家族様に向けた情報発信を行っています。
気になる方はこちらのホームページもご覧ください◎
★ピンクリボンフェスティバル公式サイト

また、ONLINE健康推進室で過去に取り上げた女性・性別特有の健康課題コラムをご紹介いたします。
ぜひこちらを参考にしていただき、正しい知識やセルフケアを身に着けるためのきっかけとしていただけましたら幸いです。

[メンタルヘルスコラム]
女性特有の心の変化
女性のうつ~①マタニティブルーと産後うつから周囲ができること 女性のうつ~②更年期の不調について考える
[健康だより]
性差による身体の変化
男性にも更年期!? 骨は丈夫ですか?骨🦴活のすすめ
[睡眠コラム] 眠れぬ更年期:夜を支配する不眠の謎 女性特有の睡眠障害がある? 月経の眠り課題:女性のためのスリープマネジメント

[運動コラム] 【本格的な冬を迎える前に】冷え性対策のエクササイズ
[食事コラム] やせ志向の影響と栄養について

執筆者プロフィール きくち/看護師
美容・サービス業の会社員として就業をした後に改めて看護資格取得。消化器内科・皮膚科などの臨床経験後に産業看護師として働く皆様の健康をサポートするオンライン相談業務に従事しておりました。一般論ではなく「目の前のあなた」に寄り添ったメッセージをお届けいたしますので、気になること・困ったことがありましたら気軽にご相談ください。
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