なぜ「準備」が必要?秋に潜む体の落とし穴
【運動の秋】が到来して心地よい気温になってきたため「そろそろ体を動かそうかな」と考えている方も多いのではないでしょうか。
しかし、涼しくなってきたとはいえ夏の間に私たちの体は以下のようなストレスを受けていることがあります。
①自律神経の乱れ
夏は室内外の激しい気温差により、体温調節を担う自律神経が乱れがちになります。
自律神経が乱れたままだと交感神経が常に優位に働いて筋肉が常に緊張するため、血行が悪くなったり、疲れが抜けにくくなったりするため、運動による効果が得られにくくなります。
②筋力・柔軟性の低下
暑さで運動量が減ると姿勢を保つ抗重力筋などが衰えます。また、動かさないことで筋肉が硬くなり、柔軟性も低下しまうことも…。
この状態で急に体を動かすと関節や腱に負担がかかりやすく、腰痛や膝の痛みなどの原因になります。
夏の暑さで運動から少し離れてしまったり、秋になっても「体が重い」「だるさが抜けない」と感じている方もいるかもしれません。
この疲れを無視して急に運動を始めると、思わぬ不調や怪我につながることもあるため注意が必要です。
本格的な運動を始める前に以下内容を参考にしっかりと準備をして、体を整えていきましょう!
「2ステップ」で体を整えていきましょう!
◆ステップ1「ほぐす」:筋肉の柔軟性を上げ自律神経を整えるエクササイズ
①首周り・肩甲骨のストレッチで上半身の緊張を緩和
自律神経が集まる首周りの血流を良くし、夏の間に緊張した肩甲骨周りの筋肉をほぐすことで、
体全体の血行を改善してリラックス効果を高めます。特にデスクワークなどで姿勢が固定されがちな方にオススメです!
★肩甲骨を寄せる!肩こり解消エクササイズ
②股関節周りのトレーニングで姿勢改善と全身の血行促進
長時間座っていると固まりやすい股関節をほぐすことで骨盤周りの血流を改善し、腰への負担を軽減します。
また、
股関節の柔軟性が戻るとウォーキングなどの運動時の可動域も広がり、効率よく体を動かせるようになります!
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◆ステップ2「目覚めさせる」:安全に運動するために必要な筋肉を強化するエクササイズ
①呼吸で体幹を鍛えて身体の土台作り
姿勢の土台である腹横筋というインナーマッスルを鍛えることで、天然のコルセットのように腰を安定させることができます。
腹横筋が働くようになると運動中の腰の負担が減り、正しい姿勢で運動できるため怪我予防にも効果あり!
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②背中を鍛えて運動効率の良い身体づくり
重力に逆らって体をまっすぐに保つ背中全体の筋肉(脊柱起立筋など)を鍛えることで、姿勢の「軸」が強化されます。
これによって
運動中の腰や首への負担を軽減し、効率の良い美しい姿勢で運動を実施することができます!
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