「なんだか顔がパンパン」「オンライン会議の自分の顔がむくんで見える」と感じることはありませんか。
「塩分のとりすぎかな」「とりあえず顔をマッサージしよう」と考える方が多いのですが、実は顔だけを一生懸命揉んでも、根本的な対策にはなりにくいことが分かってきています。
顔のむくみには水分だけでなく「血流」や「リンパの流れ」、そして「首・肩まわりのこり」や「座りっぱなし」など、全身の状態が大きく関わっています。
「全身を少し動かして巡りを良くすること」こそ、顔のむくみ対策の“土台”になるのです。
むくみは「顔の問題」ではなく「全身の巡り」の問題
私たちの体は、心臓から送り出された血液が全身を巡り、余分な水分や老廃物は静脈やリンパ管を通って戻ってきます。
ところが長時間同じ姿勢でいると、この「戻る流れ」が滞りやすくなります。
- デスクワークや立ち仕事で、ふくらはぎの筋肉(第二の心臓)があまり動かない
- 首や肩がガチガチにこると、顔から首を通って心臓に戻る「通り道」が狭くなる
その結果、下半身だけでなく顔まわりにも水分や老廃物がたまりやすくなり、むくみ・だるさ・くすみとして現れます。
つまり「顔だけをマッサージする前に、ふくらはぎ・首・肩を動かして通り道を開ける」ほうが、全身の仕組みとしては理にかなっているのです。
早くむくみを引かせるには「脚を動かす」ことが近道
直接「顔のむくみが何分で引くか」を測った研究は少ないものの、近年は、長時間座り続けたときに脚がどれくらいむくむか(ふくらはぎの太さや体積の変化など)を調べた研究が増えています。
そこでは、次のような結果が報告されています。
- 座りっぱなしの場合
時間がたつほど脚がむくみ、血流も低下していく
- 途中で立ち上がり、その場足踏みやつま先立ちを数分行った場合
むくみの増え方が抑えられ、血流の低下も小さい
脚のむくみが減る=脚にたまっていた血液や体液が心臓へ戻りやすくなる、ということです。
全身の巡りが整えば、顔まわりの余分な水分も戻りやすくなり、結果として顔のむくみも引きやすくなると考えられます。
顔だけをゴリゴリ揉む前に、まず
脚を動かして全身の血流を上げるのが近道というわけです。
軽い運動で「末端の血流」が変わる
- 軽い有酸素運動で末梢の血流アップ
ウォーキングなどの軽〜中等度の有酸素運動を10〜20分行うと、手足などの末梢の血流が増え、血管を広げる物質が増えることが報告されています。
- 「座りっぱなし」をこまめに中断するだけでも違う
30〜60分に1回、2〜3分立って歩くだけで、血流の悪化やむくみが軽減するという結果が出ています。
「一日トータルで何分運動したか」だけでなく「座りっぱなしをどれだけ分断できたか」が、むくみ対策にとって重要になってきています。
- 運動は肌にも良い変化をもたらす可能性
定期的に体を動かす人では炎症に関わる物質が安定し、コラーゲンが守られやすくなるなど、肌に良い変化が出る可能性が指摘されています。
運動は「血流を良くする」だけでなく、肌のハリや質感など美容面にもプラスに働きうる習慣と言えそうです。
職場でもできる「全身を動かして血流から整えるコツ」
ここからは、オフィスや在宅勤務中でもできる、むくみ対策の“巡りアップ運動”をご紹介します。
どれも1回数分程度でできるものです。
ふくらはぎポンプ運動
★ふくらはぎを動かして脚のむくみ解消エクサイズ
おすすめタイミング:むくみが定着する前の午後3時〜4時頃、お風呂上がりや寝る前
セット数:1~2セット(1セットあたり20回)
下半身全体を使う
★下半身を引き締めるスクワット
おすすめタイミング:午前中の仕事が一段落したとき、午後の仕事を始める前、帰宅後
セット数:1~2セット(1セットあたり10回)
肩甲骨まわりをほぐして「顔からの出口」をひらく
★肩甲骨を寄せて肩こり解消エクササイズ
おすすめタイミング:長時間のパソコン作業の後、目や頭が重くなってきたとき
セット数:1~3セット(1セットあたり10回)
首・肩まわりをほぐして、顔のむくみ感もスッキリ
★肩まわしで肩スッキリエクササイズ
おすすめタイミング:仕事の区切りごと(1〜2時間に1回)、オンライン会議の前後、寝る前のリラックスタイム
セット数:1~2セット(1セットあたり前回し10回+後ろ回し10回)
顔だけ揉むより、「ちょこっと動く」ほうが、実はむくみ対策の近道です。
今日から、すき間時間に脚や首・肩をちょっと動かして、夕方までスッキリ顔をキープしてみませんか。
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