皆様、こんにちは。ONLINE健康推進室です。
気候が良くなり、お出かけが増える季節となりました。
近年は5月でも夏日(25℃以上)や真夏日(30℃以上)になる日が増えており、早い時期からの熱中症の対策が必要になってきております。
まだ身体が暑さになれていないと、急に気温が上がることでうまく汗をかけず、熱中症を引き起こしやすくなります。
意外にも5月の全国における熱中症による救急搬送は例年数千件あり、2025年5月は2614人という結果であり注意が必要なことがわかりますね。
今回のコラムでは、5月でも熱中症となってしまう原因を理解したうえで、涼しい時期から汗をかける体づくりを始められるよう対策をご紹介していきます!

5月に熱中症になる原因
熱中症というと真夏に注意すればよいと思いがちだと思います。まずは暑くなり始める初夏の熱中症の原因について確認していきましょう。
① 体が気温の上昇に慣れていない状態
暑熱順化(しょねつじゅんか)という言葉を聞いたことはありますか?
暑熱順化とは、体を徐々に暑さに慣れさせることを言います。
暑さに反応して体内の熱をいかに放散しやすくできるかは、汗をかく機能が高まることで向上します。
人の体は、暑い環境では皮膚表面の血管が拡張して循環血流量を増やすことで体内の熱を効率よく外に放散し、更に汗をかくことで体温を一定に保っています。
暑熱順化が進むことで体内の循環血液量も徐々に保たれやすくなり、熱を体の外へ逃しやす状態になります。
しかし、冬から春先にかけては汗をかく機会が少なく、体は“保温モード”の状態です。
この状態のまま急に気温が上昇すると、体温調整がうまくできずに体内に熱がこもりやすくなり、熱中症のリスクが高まります。
したがって、体を少しずつ暑さに慣らしていくことが必要です!
② 水分補給の意識が低い
この時期は夏ほどは喉が渇きにくく、水分不足になりがちです。
水分補給の存在自体を忘れないために、ご自身で飲むタイミングを決めたり(例:起床時・食事中・入浴前・就寝前には必ず飲む、1時間半~2時間おきに飲む等)、外出時はペットボトルや水筒などで飲み物を持ち歩く等工夫が必要です。
「のどが渇いた」と感じたときは、すでに脱水が始まっています!
一気飲みは胃腸に負担がかかるため、少しずつ飲むことを心がけましょう。
“汗をかける体”をつくるためには?
実際に気温が上がり熱中症の危険が高まる前に、日常生活の中で無理のない範囲で汗をかくことが大切です。
暑熱順化には個人差もありますが、数日~2週間程度かかります。
以下の項目のように暑くなる前から余裕をもって暑熱順化のための動きや活動を始め、この時期から暑さに備えましょう。
- ウォーキング(帰宅時に1駅歩くでもOK)
1回30分を目安に週5回ほど
- ジョギング
1回15分を目安に週5回程度
- 筋トレやストレッチ(適度に汗をかくもの)
1回30分を目安に週5回~毎日
- 入浴(湯船につかる)
2日に1回
「少しだけ暑い環境」で「少しだけきつい」と感じる運動をすると、暑さに備えた体をつくることができるとされています。
なかなか難しいとは感じる程度の習慣ですが、通勤時に改札を出たらエスカレーターではなく階段を使う、帰宅時は1駅分歩くなど、無理なく続けられそうなもの から実施していきましょう。

まとめ
“暑熱順化”をキーワードに、汗をかく練習をすることが大切なことがお分かりいただけましたでしょうか?
予防をしていても、もしも熱中症かなと思われる症状(めまい、頭痛、吐き気、体のだるさ等)が少しでも見られた場合には、無理をせず涼しい場所で休憩し水分補給を行ってくださいね。
日々の小さな行動で熱中症を防ぎ、初夏を健康に楽しみましょう!!
上記以外でも健康に関連したご質問やご相談などありましたら、健康相談チャットを気軽にご利用ください。
執筆者プロフィール ゆふ/保健師
保健師として地域包括支援センター・企業にて地域住民や従業員の健康支援に従事。
介護相談・特定保健指導等の経験をもとに、皆様が健康寿命を長くいきいきと生活できることを軸に支援しております。
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